緑医学研究会2015.2月 

今週火曜日夜 2月の緑区医師会の勉強会でした。藤田保健衛生大学の皮膚科の岩田先生でした。若くて勢いのある先生でとても好感のもてる先生でした。危険な皮膚病についての勉強会でした。1.悪性黒色腫 2.乳房外パジェット病 3.血管肉腫4.壊死性筋膜炎が問題とのこと。1.ほくろは良性疾患で その悪性疾患が悪性黒色腫。進行が速い。足の裏、手足の指爪に大半はできる。消化管粘膜にできる場合は悪性度が強い。腫瘍径7mm以下では悪性良性の鑑別は困難。この疾患は深さが問題で、深いとリンパ節転移があり、4mm以上では半分の方が死亡する可能性があり。皮疹が大きくなり、不整な感じがあれば皮膚科専門医受診するべきとのこと。治療は最近やっと抗がん剤の治療成績がよくなってきたとのことですが、まだまだとのことで早期診断治療が大切とのこと。  2乳房外ページェットは陰部肛門周囲に好発。組織をとらないとわからない。進行は遅く、転移する前に見つければ完治とのこと。陰部のかゆみのある皮疹で増大する場合は要注意3.血管肉腫 高齢者の頭部顔部に多く、”頭をぶつけたときにできた傷が治らない”というところから始まることが多い。非常に治療成績が悪い。4.壊死性血管炎 激痛を伴う発疹、急激に悪化することが多い。診断スコアがあり、早期診断可能になった。    という講演会でした。 ともかく、皮疹が大きくなったり、通常のほくろと違うと思ったらかかりつけ医か皮膚科医に見せてください!!

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