遠隔診療の話聞きました 2016/5/30

私も知らなかったことですが、昨年夏に厚生労働省が遠隔診療の条件を緩和する通達を出しております。そもそも遠隔診療とは、平成9年に厚生労働省が認可しております。通常の保険診療が使えるのです。

周りの医師に聞いてもまったく知らず、当院では9月から患者対象を限定して施行したいと思っております。

この話の発端は5月30日に東京の会社から遠隔診療の話を聞いたのが始まりです。厚生労働省はともかく医療費を減らしたく、人生の週末を病院ですごすのではなく、在宅へシフトしました。2000年に介護保険制度がスタートしてから、医療分野では在宅医療に関してはとても高い金額の設定でしたので、結構いろいろな医師が在宅、介護施設に手を伸ばしました。いつものことですが、だいたい制度が整ってくると国は梯子をはずします。どういことかと言うと 今までは高額医療費だったのを半分くらいにまで下げるのです。聞いた話ですが、国は在宅への転換で思ったより医療費軽減ができなかったのでこの遠隔診療の規制緩和をしたと聞いております。平成9年当初は遠隔診療は僻地医療でのスタートでしたが、昨年は在宅糖尿病患者 在宅高血圧患者等にもOKとなりました。ですから通常にかかっている糖尿病患者さんや高血圧患者さんでもこの診療がOKとなったのです。

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遠隔診療の実際は クリニックではこの写真のようにスカイプを通して、 患者さんは主に携帯電話で診療することです。勿論規制はかかっております。定期的診療3回のうち1回は必ず対面医療、通常のクリニックに来てもらう診療をやりなさいということです。また指導管理料等が減額されており、自費的な診療を追加することになります。患者さんは自宅もしくは外出していても 予約した時間に私とスカイプで話せばいいのです。待つ時間も自宅等で好きなことをやっておれます。外出していても その時間帯前後だけ携帯電話をみることになります。患者としてもメリットがあります。ただ症状が安定している方に限られます。

9月限定した患者さんでスタートしてみるつもりです。このコンピューターを通して行う診療は 将来的には海外との連携を視野にいれています。

西先生の講演会で魂揺さぶられました!! 2016.5.22

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5月の日曜日に東京の講演会に行ってきました。500人ぐらいの会場かな、物凄い力を感じました。私は右翼ではないけど、やはり日本が大好きです。もっと我々の能力、誇りを広めたいです。この会pride&history というのですが、いいですね。私毎月配信動画をみています。

初めて西先生を見ました。迫力あります。西先生はスタンフォード大学フーヴァー研究所博士研究員を経てフーヴァー研究所リサーチフェローになっております。とかく メディアはスポンサーがいるので情報操作されておりますが、このフォーバーレポートは面白いです。なかなかない切り口でいつも驚かされることばかりです。反対に言うと日本のテレビの情報操作は凄いものです。。

西先生の講演から
憲法を批判するなら 日本憲法の原文を読んで判断しろ と言われました。ニュースをほぼ信用していた自分には衝撃的な言葉でした。第二次世界大戦のことも もうアメリカの機密文書が公開されており、真実が英語で書いてあるとのことでした。日本が宣戦布告せずに真珠湾に奇襲したと言って当時アメリカ大統領ルーズベルトが言っていますが、実は暗号が解読されており、真珠湾攻撃の二日前には攻撃をアメリカは知っていたと文書があるそうです。真実は違うんですね。。

日本人は自虐感が激しいが、海外では評判もよく、日本民族は才能が物凄くあるので自意識を強く持って、もっと海外にでてほしいと。そのためには歴史を学べと言われておりました。アメリカと日本の教育 入試の違いも話していました。新鮮でした。教育は子供を褒めてあげることが大事だとのこと。

真実を知るには その原文を読んでいるか?オリジナルをみろ。 日本のマスメディアを全て信用するなとのこと。

日本の人口 が減るから退職が伸びる、ロボット工学が発展する等悪い事ではないとのこと。

今こそ日本が世界の常識を取り入れるのではなく、和食のように世界の常識を日本人が海外に行って作れるはずとのこと でした。

今からならもっと自信をもって 頑張れば遅くはないと、エネルギーもらいました。

第17回 向老学学会 2016.5.17

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17年目の学会です。私が理事長で当院が事務局になっている学会です。以前にも話していますが、我々の向老学学会は 地域の住民と研究者が同時に会場にあつまり、ざっくばらんに討論することをよしとしています。ですから学会とついていますが、学会員の制限資格はありません。ですから皆さんも是非学会員になってください。事務局は当院ですので連絡ください。

今年のテーマは健康寿命を伸ばすです

今回当院看護師土川と門前調剤薬局薬剤師・岡崎先生が基調講演を行い、その後ディスカッション形式でやりました。
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当院土川は糖尿病看護認定看護師で、当院ではいつも患者の糖尿病指導を30分患者負担無料でやっています。診療後には当院スタッフに糖尿病の知識を講義してもらってます。また土川は土川塾と称して当院で月一回、当院以外の糖尿病を専門に行いたい医療従事者にも講義しています。どちらかといえば今は教育者になってます。

今回の向老学学会の土川の講演演題名は糖尿病のうそ?ほんと?です。質問形式でした。第一問は日本で一番古い糖尿病患者は平安時代のひとですか?どう思いますか? 藤原道長が贅沢な料理で糖尿病になっていたようです。てな感じで織田信長も糖尿病を患っていたことも話していました。

高血糖のギネス記録は血糖値1850である。もありました。答えは2350です。そもそも血糖の正常値はどんなときでも本来140以下です。200以上あれば即糖尿病の診断が確定します。

次は薬剤師の岡崎先生の講演でした。彼は当院横にある門前調剤の糖尿病療養指導師でもある薬剤師です。糖尿病専門の資格をもっています。話は薬手帳からかかりつけ薬剤師をつくりましょう。糖尿病の発症メカニズム、症例提示で血糖下がらない人が食物繊維がよかったことから食物繊維の話・認知症予防の話と幅広くされました。

その後は体操で、当院のスポーツトレーナー・長谷川がやってくれました。かれはとても面白く、分かりやすく話してくれます。ちょいとした休憩でした。
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体内で大きい筋肉は 太ももとお尻の筋肉なのでそこを動かす体操、すなわち歩行が大事です。座りながらなら太ももを開いたり閉じたりしながら 左右の手でグーとチョキ等を一緒に動かす。つま先を上さげすることもしました。頭を使いました。

次はパネルディスカッションとして 基調講演の両講師、スポーツトレーナーの長谷川君、笑いヨガの川上さんが壇上に上り、司会者として高橋と加藤看護師で始まりました。

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最初に自己紹介をかねて笑いヨガの川上さんに笑いヨガを実践してもらいました。やや不思議でした。
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笑いヨガは1995年にインド人医師のカタリア博士がたった5人で始めたこの活動ですが、現在では全世界100カ国以上に広がっています。笑いヨガは、「笑いの体操」と「ヨガの呼吸法」を組み合わせた運動法です。最初は手拍子から 次は深呼吸からハッハッハと笑います。第二、四水曜日10時から1時間無料で当院隣のOTOギャラリーでやっています。毎週月曜日の朝緑区の滝の水公園で朝8時半から9時まで笑っているとのことです。無料です。

その後は会場からの質問も踏まえてのディスカッションした。会場の会員の方も結構喜んでくれました。今回は当院の内輪の演者でそろえてしまいましたので心配でしたが良かったです。

参加者の方が少ないという事でしたが、ぜひ参加していただきたい幅広い内容だったと思います。

第59回日本糖尿病学会 2016.5.19

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毎年学会に発表してる日本糖尿病学会に行ってきました。今年は京都で3日間ありました。発表内容は昨年に発表した糖尿病性末梢神経障害の続きです。

糖尿病の代表的な合併症は細小血管障害;小さい血管の病気として 末梢神経障害と網膜症と腎症があります。そして大血管障害;大きな血管の病気としては脳梗塞、心筋梗塞等の心臓脳血管障害があります。あと糖尿病は悪性腫瘍、癌も合併します。現段階で糖尿病のコントロールをよくすれば明らかに抑制できると結果がでてるのは細小血管障害で、指標であるHba1cでいうと7%以下にすれば発症率はへります。

私の発表している末梢神経障害の症状は 特に足の痺れ、異常感覚とかです。よく糖尿病になってから合併症がおこるまで足が5年目が10年 その後腎臓が15年とよく言います

末梢神経障害は痺れとかの感覚ですので、評価するのが難しく、有効な検査方法がありませんでした。代表的な検査は足の筋肉に針を刺して電流を流す乱暴な実験でした。そこでより簡便で数値で評価可能な方法を日本光電がみつけて、実践的に使用され、当院でその効果を確認しております。

昨年の発表は当院でのこの検査結果ですが、実臨床の測定方法としては問題なし、役にたつことがわかりました。今年の発表では2年連続して測定して 末梢神経障害の変化は遅いことを見つけました。当たり前のことですが、症状のある人、神経障害の進んでいる患者さんは検査値が悪い傾向がきちんとでました。糖尿病性神経障害は足のほうが手より早くでることがわかりました。禁煙が神経障害をよくすることがわかってきました。 この検査方法での200例での検討は全世界で当院のみの発表となっております。

9月の欧州糖尿病学会で発表が決まりましたので 9月ミュンヘンで発表します。今後の末梢神経障害の展開は禁煙することによって本当によくなることの証明と 末梢神経障害の薬があるのでそれがどこまで効果があるのかを検証したいと思っています。

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私が以前から懇意にしているイタリア ピサ大学のフェラニーニ教授とも再会しました。国際糖尿病学会の理事で今回の学会でも昼のランチョンセミナーの一番大きいホールを使い、座長も今回の最高責任者がやっておりました。やはり世界で最も権威のある先生でした。

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私がフェラニーニ教授を見つけて 挨拶に行くと”高橋”と呼んでくれてハグしてくれました。上記はその時の写真です。イタリア人はとても気さくです。今後も仲良くさせていただきます。

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私京都がとても好きです。
中でも広隆寺には年に一回は行きますし、京都=広隆寺、弥勒菩薩半跏思惟像のイメージが私にはあります。広隆寺にはほかに薬師如来を守る十二神将があります。我々医師には薬師如来は我々の仏ですね。みると力がでます。薬師如来のすけさん、格さんである 月光菩薩 日光菩薩なんかもみていると 元気がでてきます。私が仏像で一番すきなのは弥勒菩薩ですから。みていると吸い込まれる気がします。なんせ1000年以上も前から世の中に作られたもの、それを今私がみている。。 いつも前に座って静かに瞑想しています。弥勒は現在仏であるゴータマ・ブッダ(釈迦牟尼仏)の次にブッダとなることが約束された菩薩(修行者)で、ゴータマの入滅後56億7千万年後の未来にこの世界に現われ悟りを開き、多くの人々を救済するとされています。弥勒(みろく)とは、慈から生まれたものという意味です。「生あるものすべてを救うという菩薩」です。全く私の思いですね
京都が好きになった理由は中学の塾長の影響です。私が医学生であったころ塾長は東寺によく連れて行ってくれました。それはガラクタ市でしたが、その時に東寺のわが国現存最古の密教彫刻の一群をみて 塾長の説明を聞いたときはワクワクしました。仏像の一群が大日如来を中心に その横に主に菩薩がいて、明王と十二神将がいる。とても力強くおもしろいんです。また大きな薬師如来と月光菩薩、日光菩薩が東寺にはあり、非常に医師には行くべき寺だと思いました。

今後も学会発表継続します。京都もまた行きます。

 

 

 

緑医学勉強会  多発性嚢胞腎 2016.5.24

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今回は指定難病の 多発性嚢胞腎のことを藤田保健衛生大学医学部腎内科学 林先生に話してもらいました。腎臓に嚢胞(水たまり)が沢山できる病気で 4000人に一人と言われています。まずは遺伝があるので 家族歴として腎臓で亡くなれている方がいるかです。また若年で高血圧になりやすいのも特徴です。血尿、蛋白尿はあまりでませんので鑑別にはなりにくいとのことでした。
この疾患は癌ではありません。腎臓が嚢胞に置き換わっていきます。約半数の患者は70歳までに血液透析が必要な慢性腎不全となります。死因は心不全21%、脳血管障害21%、嚢胞での感染症14%で、脳動脈瘤によるくも膜下出血だけではなく、脳梗塞、脳内出血の割合も多くなっています。この患者の脳出血の割合は通常より3倍多いと言われているようです。
治療はトルバプタン(商品名:サムスカ)があり、嚢胞の増大を抑えるそうです。高血圧の抑制も重要な進展予防になるとのことでした。腎臓には嚢胞は通常でも多数の方に見受けられます。診断基準では腎臓に嚢胞が3個以上あることとなっております。この疾患は肝臓にも嚢胞ができます。腎臓に嚢胞が多数あるとわかったら、かかりつけ医に相談して大学等に紹介してもらうことが大切とのことでした。

個展に行きました 応援している娘のです 2016.5.26

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私はインターネットテレビを毎週配信していますが、スタジヲでアシスタントをしてくれている吉川さんの個展がありました。5月中にやっておりましたが、とても優しい感じの絵でした。我々のインターネットテレビでも差し絵を書いてくれています。テレビ収録後はいつも昼食を一緒にとるのですが、彼女の夢は 

2016年初めての 川掃除やりました。2016.6.25

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毎年 年に3回ほどやっていた川掃除でしたが、最近は年に二回となっています。今年もやりました。私は前日から咽頭痛、咳があり、マスクをしての川掃除でした。いつもですが、掃除するとすがすがしい気持ちになります。掃除していると 近所の人とかが声をかけてくれます。もう5年以上やってますから、知っている人は知っています。地域の方が”先生、写真とって地域の瓦版にだしたいと思いながら 毎年だしてなくてごめんなさい”と言われました。私は”宣伝のためにやっているわけでななく、掃除をしたくて、地域に少しでも貢献したくてやっているので全然かまいませんと話しました。次回は10月予定です。