私は常々 ”医師は資格取得直後から一生勉強して進化しなければ犯罪者だ”と思っています。医療はどんどん進化しており、新しい治療で助かることが多く、医者の勉強度合によって患者の寿命を左右するからです。すべての分野をカバーできるわけではなく、少なくとも自分の専門分野ではとことん勉強すべきです。 またスタッフには癒しの大切さだけでなく、プロとして医療を勉強しなさいと言ってます。ですから当院は勉強会が多いです。私が出席する勉強会は月末金曜日の分子整合栄養医学、医師達とのコーチング。看護師は月一回の薬剤師との糖尿病勉強会(難治性の糖尿病患者の治療ディスカッション)、糖尿病認定看護師によるスタッフへの週一回の勉強会(当院では患者にも無料で30分指導することがあります)。日々是れ勉強ですね。手前味噌で申し訳ありませんが、最近はスタッフが率先して勉強してくれるのでとても嬉しいです。その分私もよりパワーアップしようと思っております。患者さん、医療従事者の勉強会への参加もありですので是非連絡ください
月別アーカイブ: 2015年1月
ドクターコーチング勉強会
たかが咳、されど咳
昨日緑区医師会で毎月開催される 第359回緑医学研究会に参加しました。実は私は緑区医師会学術委員でして、もう一人の学術委員の先生と交互に司会をしています。今までは参加しているだけでしたので気楽でしたが、今は一番前の席で真剣です。研究会終了後に質問の時間を作るのですが、シーンとしては演者の手前まずく講演中は必死に質問を考えておりますので超真剣です(笑)。寝てる暇などありません。
ところで今月のお題は咳でした。夏目漱石も咳で悩んだようです。講師は川崎医大の宮下准教授でした。とても歯切れのよい、物凄く好感のもてる先生でした。
冒頭に 愛知県には咳に詳しい先生が集まっており、咳診療では間違いなく日本の中心です、と話されました。我が母校名市大の呼吸器内科の教授新美先生も咳の大家です。新美先生に至っては緑市民で外来をやっていただけているので緑区でも大家に受診可能な状況です。以下は講演の要約です。
今シーズン、インフルエンザは流行していますが、重症となる場合は少ない。ただCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の方は重症化する傾向があると。喫煙歴のある方はほぼ100%COPDになるとのこと。風邪を引くたびに命が縮まるそうです。やはり禁煙ですね。
咳の原因は感染性のものと非感染性のものに大別され、感染性のものではウイルス性のものが大半をしめています。ウイルス性は3週間あれば一般的には軽快していきますが、難治性の場合にはマイコプラズマ、クラミジア、百日咳を疑うとのこと。クラミジア、百日咳は迅速診断は不可能で症状と診断的治療にての判断となるとのこと。非感染性で遷延するのは咳喘息・アトピー喘息、逆流性食道炎で、これぞ名市大新実教授の専門分野だそうです。
インフルエンザに罹りやすいかどうかは 鼻粘膜にsIgAがあるかどうかだそうです。sIgAを作り出すのにマクロライド系抗生剤が有効だそうです。予防ができるということです。ただ保険診療的には不可能なので一般診療では困難とのことです。
NHK Next World
今 NHKのNext Worldみました。バーチャルリアリティの話。いつも私が講演で話している、”今見ている映像は本当か?”を地でいく番組です。自宅にいて、雪山すら体感できる。凄いですねあと30年で人工知能が人類を凌駕する、と。まるでマトリックスの映画的な世界がくる? 手紙、写真等にて亡くなられた人をコンピューター上で作る、これは本当に実現するでしょうね。凄い世界です。幸せはどこにある?です。本当に凄い未来がきますね。。。
河盛先生の糖尿病講演会聞いてきました
昨日土曜日 順天堂大学の河盛先生の特別講演といつも優しく接していただける藤田保健衛生大学の鈴木先生の講演を聞いてきました。今回河盛先生が特別講演で1時間。大変わかりやすい講演でした。河盛先生の講演は一番わかりやすいと思っています。鈴木先生もわかりやすい講演をしていただけますが、今回は短時間でした。やはり日々是勉強ですね。
金曜日には毎月一回の私が受けるプライベートコーチングでした。私もコーチングのコーチですが、自分のことは一番わからないので毎月気づかされいます。以前講演で聞いた不食の話になった時、唯一絶対のものはないことから考えればエネルギーを食物からとらない人々もいていいはず。そうか。。 なら息を吸わない人もいるかも。。 て考えていくと私がやろうとしている食養生て何なんだろうと悩みました。結局は多種多様があっていいし、中観的な思想があって、大局的にもみれればいいんだということで 助かった気がしました。今後も勉強です。
インフルエンザについて
http://www.facebook.com/l.php?u=http%3A%2F%2Fblogos.com%2Farticle%2F100602%2F&h=bAQE7k2Mh
http://www.facebook.com/l.php?u=http%3A%2F%2Fwww.wiley.co.jp%2Fblog%2Fhealth%2F%3Fp%3D3852&h=VAQHdSfWU
http://www.facebook.com/l.php?u=http%3A%2F%2Fmedical.nikkeibp.co.jp%2Fleaf%2Fall%2Fspecial%2Fflu%2Ftopics%2F201211%2F527891.html&h=eAQGdnOWa
http://www.facebook.com/l.php?u=http%3A%2F%2Fwww.mdsweb.jp%2Fdoc%2F1355%2F1355_07d.html&h=aAQFW0j3U
インフルエンザが流行っています。一番は予防ですよね。手洗い、うがい、マスク、出歩かないが最も安価で最も有効です。上記は我々同門医師から教えてもらったリンクです。ほぼ正しい内容だと思います。
インフルエンザは原則自然治癒する病です。現存する治療薬も一日発熱期間を減らすだけです。以前から私も時に患者さんに話していました。耐性(薬が無効になってしまう)のことを考えるとむやみやたらな治療は好ましくないのが世界の流れです。解熱剤もむやみやたらには使ってはいけません。体が生体防御反応としてインフルエンザウイルスを鎮静化させるために発熱させているわけですから、熱を無理矢理さげるということは治療を遷延化させることです。あまりにも高熱で水も飲めない、体力がどんどん落ちる時は解熱させ飲水、睡眠等をさせてください。
当院は糖尿病の方、高齢者の方が多いので免疫能が低下していることが多く、抗インフルエンザ薬の使用は妥当な場合が多いと考えています。通常の方でもあまりにも高熱で困っている人には一日でも早く解熱させることも考慮しています。ただ来院した時が軽症でもその後のことを考えると薬の治療対象にしているのが現状ですね。しかし上記のようなサイトからみると、製薬会社が有効だと言っていることがどこまで本当かを見極めることが大事です。今後冷静に検討していきます。またマスコミもやたらインフルエンザに対しては煽っている節があり、要注意です。
笑いの講演をしてきました。
毎月第三水曜日夕方東京の早期胃がん研究会にでるため、当院を代診にさせていただいており、患者さんには御迷惑をおかけしていると思います。申し訳ありません。ちなみに毎週水曜日午前診療終了後は豊明前後のみずのクリニックで糖尿病外来を豊明市民の為に開いております。当院の診療の合間なので当院診療に不具合は生じません。
先週水曜日夜は東京での早期胃がん研究会に出席し、翌朝まず下の音響療法の先生とお話ししてきました。体験もしてきました。私の身体が不具合がないのでよいかどうかは感じませんでしたが、今後東京での統合医療塾でもバックアップしていくとのこと、効果はあるようです。当院での採用の段階ではまだないです。今後も第三水曜日東京に行った翌日はいろんな方に会ってくる予定です。
その後場所を京都にうつして 講演会をさせていただきました(上の写真)。少人数でやる気満々の女性陣に囲まれ、楽しい時間でした。”笑う門には福来る”の題名。健康にはマインドがとても大事で、マインドを幸せにするには笑うのが一番手っ取り早いです。通常診療でも癌患者さんに笑いの効用、作り笑いでもOK、を話しています。
緑区理学療法士勉強会
食物アレルギー
先週もインフルエンザ多かったですね。皆様お大事にしてくださいね。
土曜日は某製薬会社の所長達に 製薬会社員が医師に薬を宣伝する仕方を指導しました。なかなか面白かったです。指導後は私の一時間の講演。マインドコーチングの話でした。ほとんどの製薬会社員は薬が売りたいだけなので、そうでなく医師に宣伝した時にその先の患者さんがいかに幸せになるかをゴールにしないといけないことを強調しておきました。
3時間ほど指導、講演した後食物アレルギーの講演会にでました。当院栄養士の林も一緒でしたが、最前列で一生懸命メモしながら聞いておりました。感心します。今年度から生活指導票に食物アレルギーを医師が記入するようになり、私も何度か書きました。これからの分野で、まだわからないことが多く、この講演会の主催した検査会社に当院での追加講義を依頼しました。やはり医療は日々これ勉強ですね。
フナクリ新春”感動”祭 参加してきました
1月11日、消防団出初式後に岐阜県養老町で開業しています、船戸先生のクリニックのイベントに参加しました。船戸先生は私とほぼ同年代でほぼ同じ時期にホリスティック医学協会の理事になっております。
不食の話の最後ぐらいから参加しました。食べないというようりは自然の気を食べている人達の話でした。人間のエネルギーを作るのは食べ物だけではないはず、本も読みましたが納得しました。また経口摂取量が少なくても腸内細菌が働き発酵してエネルギーを創出していることは今なら理解できるので小食、菜食だけで生きるのも理解できました。数年前の私なら、単なる西洋医の一人でしたので全く受け入れられなかったでしょうね。
”つむぐ”という 映画をみました。船戸先生がやろうとしている医療がよくわかりました。いい映画でした。私が今やろうとしている病気になる前の未病予防とは違いましたが、当院でも多数いる担癌患者の幸せを考えるいい時間となりました。数年前私の先輩医師が肺癌で亡くなった時に私も関わりましたが、無力感を感じました。その後末期癌の治療の本を読み、マインドコーチング、食養生が大事であることを再確認した後でしたので、考えさせられました。
私の持って生まれた役割は ”人を癒す 助けること”と再確認させていただいきました。感謝です。
この映画は4月末にホリスティック医学協会のイベントで上映されます。