緑区医師会の勉強会に参加しました。心房細動に使う抗凝固療法についてです。帝京大学の村川教授の講演、とても面白い講演でした。心房細動は4本の肺動脈部位が原因で脈拍数が不安定になり、動機息切れを自覚する病気。カテーテルを使った根本治療も施行される時代です。血栓ができて脳梗塞の原因となることがあるため、血栓予防で抗凝固剤を服用します。心房細動は脈拍数をコントロールすることが重要ではなく血栓を予防することが大事であることがわかってきました。昔からワーファリンという抗凝固剤があり、とても安価であったが、効きすぎて脳出血を起こすリスクもありました。新薬は脳出血のリスクがとても低く、頻回の採血による容量調整も不要です。とっても使いやすい薬ですが、値段は50倍です。新規の心房細動での抗凝固剤は新薬! とガイドラインにはなっており、今後増えそうです