インフルエンザ迅速キット

当院にお問い合わせがありました。
 インフルエンザの迅速キット(すぐに測定する道具)で発症直後でも測定可能なものがでていると聞きますが、ありますかとのことです。
 おそらくフジフィルムのものですが、今までの機械はだいたい発熱後12時間で判定するものでした。その理由は12時間経ないとウイルス量が多くならないからです。新しいキットは6時間程度で診断可能とのことです。富士フイルムの写真技術を使って感度を100倍高めたそうです(http://fujifilm.jp/business/healthcare/chemical/immuno/ag1/feature.html)。実際のデモンストレーションを当院でもしてもらいましたが、検体を機械にいれるので、一人の患者さんで10分ぐらいはかかります。従来のキットは10cm×3cmぐらいのスティック状のもので機械にいれる必要がなく、何人でも同時検査可能でした。新しい機械は今供給が間に合わないことと、発熱後6時間と12時間の差しかないこと。同時に多数の検査ができないことから、今シーズンはひとまず現状通りとしました。

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