第二回ミヤンマー視察 第3日目

3日目は 前日のパンライン病院(入院施設あり)のタン先生が パンライン病院のダウンタウンのクリニック施設を案内してくれました。
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ダウンタウンのこちらのクリニックには丁度糖尿病専門医がおり、30分ぐらい話しました。今後専門医通しの交流をしましょうと言う程度で終わりました。まあそこからでしょうか。前回糖尿病専門医の若手医師DrKOKOと会えましたが、今回は結局連絡がうまくつかず、会えませんでした。
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優しい先生でした。栄養士のシステムがない中、栄養運動療法を全て医師が話している(ミヤンマー人の患者はそれを望んでいると医師は話していましたが)ようでした。まだ外来はそれほど混んでいないようでした。ミヤンマーはまだ医療保険制度がなく、2016年4月から始まる民主政権で決まっていく段階だそうです。まだこれからの分野です。。
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昼は 鍋料理の店でした。マンダレー薬科大学の教授でした。とてもやさしい女医さんでした。料理はまあまあおいしかったのですが、店内がうるさくて話半分でした。でも必ず会うミヤンマー人医師は”何がしたい?手伝いよ”と言ってくれます。私のやりたいことは決まっているのですが、具体的な発進が難しいです。いろいろな病院で糖尿病センターを立ち上げると言っておりましたので そこに臨床糖尿病専門医としてアドバイスすることがまずは一番早いかと思いました。
 次は商社の社長と懇談です。ここでは薬の輸入について主に聞きました。
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 なぜ日本の製薬がミヤンマーにないのかと聞きました。まずは自費診療で薬の値段が高く、量的には薬はでないこと。インドやタイの製薬会社はちゃんと医師に説明し、そこで試験的にだしてもらい、感触を経てから実際に処方するとのことです。そしてミヤンマーでは英語、もしくはミヤンマー語の添付文書がないと信用されず、日本の薬は勿論日本語しか添付文書ないので広まらないそうです。一番は値段的なこともあると思いますが、改良すべき点があるのがわかっただけでも良かったです。
 その後はミヤンマーで農業に関わっている日本人の方との会食がありました。”藤の坊”という日本食レストランでした。宿泊施設もあり、ミヤンマーで初めてトイレにウシュレットをつけたホテルだそうです。責任者が女性で、とても気さくでした。感染症の怖い話もしてくれました。昼の蚊には気をつけて と言ってましたが、現地ガイドに聞くと、今はほとんどないですよと言われていました。
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そこに私と同い年のミヤンマー人夫婦が来ました。なんと、名大卒でブラザーに勤めていて名古屋在住。娘も名大であと二年は名古屋に住むとのこと。ミヤンマーの未来を真剣に考え、行動できる人らしく、今後は名古屋でお話しできることになり、とても有意義な時間でした。今までのミヤンマーでは一番の収穫だったかもしれません。その日本料理店にはミヤンマーでの秋田県人の集まりもやっており、お話しさせていただきましたが、秋田弁は少しわかりにくかったですね。というか結構わかりませんでした。

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