昨日は瑞穂区天白区緑区での会でしたが 聴衆は医師で10人程度寂しい会でした。私は週一回製剤の話です。正直あまり面白くない、製薬会社の宣伝マンのような発表でした。
その後循環器の大手教授(我が母校の教授です)から”循環器内科医からみた糖尿病治療”と題して講演がありました。大手先生は私が医学生の頃から大学におり、とても気さくな先輩です。”自分は講演の前によく勉強するんだ。今日は糖尿病の話なので。。”ととても謙虚な先輩です。今回で同じ講演会で話すのは二回目だったと思います。
大手先生の話は糖尿病の歴史で面白く、心臓病や脳卒中のような寿命を決める病気を軽快させるのは今まで二つの薬しかなく、高血圧の薬(ARB/ACE) 脂質異常症の薬(スタチン)でした。そこに今回糖尿病の新薬が初めて登場したと言う話です。9月私が行った欧州糖尿病学会で発表になったEMPA-REG(エンパレグと読みます)での結果です。極論をすれば 今後心不全、脳卒中にならないためには この3つの薬を飲むこと! になりそうです。治療がまた変わる予感です。