毎月行われている緑区医師会の勉強会、私が担当の会です。今回もとても面白く、復習になる勉強会でした。専門的になりますが、日本では食道に胃粘膜がのぼっていくのをバレット上皮といいます。アメリカでは食道のバレット上皮に食道腺がんが発生する可能性が高いことが報告されています。日本も最近は同様な報告がありますが、自分の臨床的経験ではまだそれほど高率に食道癌が発生するイメージはありません。ちなみに食道がんのリスクファクターは50歳以上男性、喫煙 飲酒といわれております。逆流性食道炎の治療は現在PPI(薬の種類)が主流で最近武田薬品から効果の高い薬がでました。当院でも使っていますが、効果強いですね。
その後ピロリ菌の話になりました。日本ヘリコバクターピロリ学会では胃内にヘリコバクターピロリを確認したら全例除菌治療の対象となると勧告をだしております。主に胃癌の予防が目的です。現在日本では慢性胃炎及び潰瘍があればヘリコバクターピロリの除菌治療に関して保険診療扱いになります。若い年代は胃酸分泌能力が旺盛なのでヘリコバクターピロリ除菌治療後に数%逆流性食道炎が発生すると言われています。ピロリ菌は胃粘膜を老化させる作用(胃粘膜萎縮)をもっており、高齢になって胃全部が胃粘膜萎縮状態になると胃癌になる確率が少なくなります。超高齢者では除菌をする必要性が減るわけです。ですから若年者と超高齢者での除菌治療の適応はやや注意が必要であるとのことでした。”
月別アーカイブ: 2015年7月
2015.7.4 糖尿病勉強会に行きました
1型糖尿病と言えばソレイユクリニックの木村先生。当院でも若い1型の糖尿病の方には一度は通院を勧めている先生です。今回は御自身が1型糖尿病患者で糖尿病専門医の伊藤先生の講義。 7月4日は当院で1型糖尿病患者女子会が初めて開催され、私は冒頭軽く挨拶をして、この研究会に出席。CSII SAP(血糖を持続的に計測して持続的にポンプで注入するインスリン量を決めるシステム:凄く軽量化され精度がよくなった)を使った最新の治療でした。これは凄い!! やはり1型糖尿病治療は劇的に進化しています。
当院スタッフも木村先生のところで1型糖尿病を勉強しに行きます。当院スタッフも”緑区でも糖尿病治療のレベルをあげる!!”と話しています。やってやりましょう。皆さんを幸せにしましょう。
その後場所を移して 知多半島の病診連携の会にでました。いつも私を気遣っていただく優しい野村先生のご配慮の元、緑区からは私のみの出席でした。 顔つなぎができて感謝です。
第三回糖尿病地域連携勉強会に参加してきました
半年毎の小児科勉強会に行ってきました 2015.6.18
半年毎に開催する小児科勉強会があります。開業してからなので10年間 年に二回やってます。私一応幹事で司会です。名市大旧第一内科若手開業医を中心とした会でいつも15人ぐらい集まり、活発な討議で2時間ぐらいになります。講師は私の同級生と私の名市大ラグビー部の先輩に半年毎にやってもらってます。両者とも私がよく知っている先生です。
今回も溶連菌、夏風邪 手足口病とかの最近のトピックスを勉強しました。10年間継続している勉強会は他に漢方勉強会があります。これも私幹事で司会です。いつも改めての勉強でとても為になります。医師は日々是勉強ですね。
糖尿病の新薬の勉強会にでてきました。2015.6.21 大阪
父の日に 河盛先生親子の講演する勉強会にでてきました。ちょっと専門知識で申し訳ありませんが、亜鉛とインスリンと肝臓は3人婚!との話題から始まり腎臓自体でも糖が作られている話。新薬では尿量が多くなるのは高浸透圧利尿だと言われているが、実際ラットの測定では新薬投与後でも低浸透圧尿でなおかつ尿中NAの排泄は投与前後で変わっていないことが示されました。超驚きです。まだまだこの新薬不明なことが多すぎます。 一緒に勉強させていただいている東京の先生ともお会いし、凄く勉強になりました。また世界でこの新薬が6種類も出ている国は日本だけで またその薬別での作用がどうも違うことがわかってきました。これは世界に発表できる内容です。東京の先生に是非世界で発表していだくようにお願いしました。
藤田保健衛生大学医学部内分泌代謝内科学教室教授就任パーティに出席させていただきました。2015.6.20
2015.6.20 手越川川掃除
ミヤンマー関連の話合してきました。
ミヤンマーで活躍している日本人が 日本で入院していることを聞いて6/18東京で会ってきました。ミヤンマーに古くからかかわっている方です。不食の秋山弁護士の後に行ってきました.元気でした.やはりエネルギーありました.いろいろな結びつきを聞いてきました。この縁で来週木曜日石田昌宏参議院議員に会って、ミヤンマーについての展開を話してきます。8月には厚生労働大臣がミヤンマーに行くらしく、その話も聞いてくる予定です
女性のみかた 公開講座の記事が 7/6の中日新聞に掲載されます。どうぞみてください
不食(食べなくても生きていける)の秋山弁護士と語り合ってきました。
最近テレビで”不食”、食べない人が話題になっています。私実際に不食(6年間飲まず、食わず)の秋山弁護士に6月中旬東京で会ってきました。驚いたことに不食の人々が全世界には多数いるとのこと。また秋山弁護士は仙人でもなく通常に家庭があり、普通の人でした。”不食は自然にそうなったのですから”と話され、”不食はどうでもいいんです,それよりも世界を幸せにしたい” ”ともかく自分の使命を全うするだけ”と不食以外の話でとてもエネルギッシュの方でした。私は2時間半話しましたが、あっという間でした。私もエネルギーもらいました。やはり私は私で使命があるんだ、と改めて認識し直しました。
秋山弁護士は私に是非この映画も見てもらいたいと写真の映画を勧めてきました。秋山弁護士は我々は情報操作されており、真実を知らないといけないと言ってました。彼は海外で医学博士をとり、今ホメオパチーを指導しています。またアマゾンでの森林伐採問題にも関わり、アマゾンに実際行ってきたり、国連のイベントに参加したりしております。行動の人です。実際いろいろ体験してみて、知る、体得する。情報操作に惑わされておりません。
私ホリスティック医学協会理事ですから、もっと補完医療、特に欧州で認められているホメオパシーの実践を勉強したいと強く思いました。いろんな刺激もらいました。秋山弁護士は弁護士でありながら、裁判にならないように解決するのが自分の使命だと話しておりました。これもすごいことです。
不食への見解です
不食には小食の人から全く食べない人(秋山弁護士)までいるようです。小食の人、例えば青汁だけで生きている人は西洋医学的に説明がつきます。牛が0キロカロリーの草を食べて生きているように、小食の人は消化管内で青汁が発酵してエネルギーを作り、生き残っていると考えられます。そのような腸内細菌が体内で構築されたということです。ですから 誰でも小食には理論上はなることができます。
でも全く食べない不食の秋山弁護士はどうでしょうか? 西洋医学では全く説明がつきません。秋山弁護士は瞑想等をしており、その東洋的発想からして”空気からエネルギーをとっている”だそうです。東洋的には大雑把に言うと、人間はエネルギー体と実際の身体がつながってできていると考えます。瞑想をすることによってそのエネルギー体につながるわけです。通常の人は身体である消化管から食事でエネルギーを得る訳ですが、瞑想等で鍛錬している人は通常の身体からではなく、他の方法でエネルギーをとることが可能となってくる訳です。空気からエネルギーをとることも有り得るわけです。でもでも納得できませんよね(笑)。しかし実際に不食の人は存在することは事実です。今後もっと東洋的な発想が常識になったときには納得できると思います。
今後は西洋医学だけでなく、東洋医学的な発想も必要となり、例えば癌の末期での代替医療を必要とする医療が当たり前になると思います。私ホリスティック医学協会の理事でもあります。今後このような考え、治療も啓蒙できたらと思っております。
インターネットテレビにて配信しております。見てください
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