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開院10年 感謝です part1

10176029_669268003184401_208400104213358134_nfrom おーちゃん    本日で開院10年となりました。10年を2部にわけて振り返りたいと思います。長くなり、申し訳ありません。私は緑市民病院勤務4年後に開業しました。当時当院がある平子小学校学区内には歯科医院はあるが、地域の内科開業医の先生が亡くなられ、内科診療所がない状況でした。ある患者さん(偶然不動産屋)の大腸内視鏡施行時に住居としての土地を探していると話していたら、平子学区の話になり、話が具体的に進んでいきました。緑市民病院では自分の思っている医療ができないことがわかり、自分の城をもって自分ができる医療(癒し)をすることを決心しました。途中から”高橋ファミリークリニックを平子学区に誘致するプロジェクトチーム”ができました。非常に嬉しかったです。何度か土地選定が流れましたが、そこは地域のプロジェクトチームでしたから、不動産屋が断られても”私その地主さん知っているから、話してあげる”ですぐに解決したのを覚えております。感謝です。いまだにそのプロジェクトチームの方々とは半年に一回カラオケで親交を深めております。開院まじかになって近隣に全く見覚えのない誹謗中傷のビラがまかれました。その時もすぐに平子学区連絡協議会会長さんから連絡がはいり、緑警察も紹介してもらい、犯人を推定できることができました。その後も妨害は多少ありましたが、今は全くありません。開業日はたしか30人/日ぐらいの患者さんでしたが2時間ぐらい、ものすごく待たせてしまったのを覚えております。お待たせするのは本当に申し訳ないと思っておりますが、当院の理念は”安らぎのある癒される医療を笑顔あふれるクリニックで”でして、少しでも診療の内容は落とさないようにと考えております。待合室にスタッフを配置すること(現在は業務忙しく、実践しておりません)や 二つの診察室で医療秘書のカルテ入力を当時緑区では前例のないことをやりました。その甲斐あってか、来院するのにこれほど不便な場所でありながら、患者さんは増えています。今も増加中です。本当に感謝ですし、今後も精進していきます。

糖尿病新薬で10人死亡 報道への私なりの見解

10959715_668259089951959_2653241622603119124_nfromおーちゃん      最近患者さんから新聞に”新薬で10人死亡、糖尿病学会が注意喚起!”と掲載されていたが大丈夫か?とよく聞かれます。題だけみるとあたかも新薬(SGLT2阻害薬)服用で死亡したととられます。とんでもありません。あの薬は少なくともおよそ数十万人が服用していてそのうちの4000件ぐらいの副作用報告でそのうち10人が死亡していたという報告です。ちゃんと本文の中に”死亡と新薬との因果関係は認められなかった”と書いてあります。因果関係がないということは死亡の原因は薬以外であったということです。再度書きますが、因果関係がない死亡なんですよ!基本は無関係ですよね。気をつけるべきこと(脱水等)は勿論あります。だから糖尿病学会がすぐに勧告をだしたのは正しいと思っています。マスコミの無責任さ いかにインパクトのある題名を書いて読者をひきつけるかに凝り固まっている金融資本主義、嫌ですね。勿論新薬がよくも悪くも評価されるべきです。でも因果関係がないのをいかにも飲んだら死ぬような題名を載せるとは。。。 さすがマスコミですね。

鷲ヶ岳スキー場

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 本日は次男の誕生日前祝で二年連続鷲ヶ岳スキー場に朝6時から入ってます。昨日は知人の開業医仲間とクリニックはどうしたらよいかを激論して ほぼその足で鷲ヶ岳スキー場に入りました。ここは夏はゴルフ場、旭労災病院の時夏合宿と称して皆で一泊のゴルフツアに来た思いであるところです。また確かわたくしが厚生院勤務だったころ。ここのホテルで泊まったんですが、二男が幼稚園だったかな?インフルエンザになって、またわたくしも罹患して39度の発熱で帰ったのを思い出します。今日は朝5時からスキーできるようで次男と友達はもう7時にはスキーしておりました。私は読書とパソコンをして昼飯を食い、天然温泉に入って今に至っております。最近スキーは全くやらなくなりました。今日も次男の運転手です。昼飯は炭水化物しかなく、食べまくってしまいました。子供たちが温泉入って帰宅です。雪はたくさんあります。

インフルエンザの講演

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昨日土曜日 またマクロライド系抗生剤の研究会にでてきました。川崎医大の宮下先生に聞いていたインフルエンザに対する治療の詳しい話でした。木戸先生は日本のトップの先生のようで宮下先生のネタ元の話でした。やはり一人者の先生の話は面白いですし、迫力ありました。インフルエンザ早期治療によって免疫反応の記憶がなくなり、再度インフルエンザに罹患しやすい報告もしていました。後の懇親会で先輩である名市大の中村先生とも話しましたが、”早期にインフルエンザ治療したら再度インフルエンザにかかりやい?っていう話であるが、臨床医としては治療するよね””インフルエンザを診断するキットが発熱後(発症後)12時間でしか確定診断できないのが、ちょうどいいのではないか””とかの意見がでました。インフルエンザ脳症の話もでていまして、脂肪代謝になっていると罹患しやすいことがもうわかっているそうで、飢餓状態と幼児はリスクが高いようです。最近看護師がインフルエンザ脳症で発症後1.5日に死亡されたのもおそらく、疲れがひどく飢餓状態となり脂肪代謝状態になっていたと推測されるとのことでした。またリゲインに免疫賦活させるものがはいっている話があり、面白かったです。マクロライド系抗生剤の免疫賦活作用の詳細の話もありました。面白かったですね。世界の最先端でした。ただ思ったのは結構わからないことが多いなあと思いました。

高橋ファミリークリニックの定期勉強会

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 私は常々 ”医師は資格取得直後から一生勉強して進化しなければ犯罪者だ”と思っています。医療はどんどん進化しており、新しい治療で助かることが多く、医者の勉強度合によって患者の寿命を左右するからです。すべての分野をカバーできるわけではなく、少なくとも自分の専門分野ではとことん勉強すべきです。                     またスタッフには癒しの大切さだけでなく、プロとして医療を勉強しなさいと言ってます。ですから当院は勉強会が多いです。私が出席する勉強会は月末金曜日の分子整合栄養医学、医師達とのコーチング。看護師は月一回の薬剤師との糖尿病勉強会(難治性の糖尿病患者の治療ディスカッション)、糖尿病認定看護師によるスタッフへの週一回の勉強会(当院では患者にも無料で30分指導することがあります)。日々是れ勉強ですね。手前味噌で申し訳ありませんが、最近はスタッフが率先して勉強してくれるのでとても嬉しいです。その分私もよりパワーアップしようと思っております。患者さん、医療従事者の勉強会への参加もありですので是非連絡ください

ドクターコーチング勉強会

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昨日は月に一回の医師数人と私のプライベートコーチとのコーチング。いつも21時から2時間半 あっという間です。
今回はのっけから ”人は死なない” ”食べない人々”等 我々の固定観念を揺らがす話題。不食の弁護士の話は先日聞いてきました。空気から気というエネルギーを食べているとのこと。実際6年間飲食せず、生きているのだから本当なのでしょうね。本物の弁護士ですし。コーチングの冒頭でも皆が”影で食べているんでしょう。。”とか明らかに自分のコンフォートゾーンが揺らいておりました。私は不食もあって結構、唯一絶対的なことはなし。それもふまえて生きるべしと考えております(中観思想)。

たかが咳、されど咳

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 昨日緑区医師会で毎月開催される 第359回緑医学研究会に参加しました。実は私は緑区医師会学術委員でして、もう一人の学術委員の先生と交互に司会をしています。今までは参加しているだけでしたので気楽でしたが、今は一番前の席で真剣です。研究会終了後に質問の時間を作るのですが、シーンとしては演者の手前まずく講演中は必死に質問を考えておりますので超真剣です(笑)。寝てる暇などありません。

 ところで今月のお題は咳でした。夏目漱石も咳で悩んだようです。講師は川崎医大の宮下准教授でした。とても歯切れのよい、物凄く好感のもてる先生でした。
 冒頭に 愛知県には咳に詳しい先生が集まっており、咳診療では間違いなく日本の中心です、と話されました。我が母校名市大の呼吸器内科の教授新美先生も咳の大家です。新美先生に至っては緑市民で外来をやっていただけているので緑区でも大家に受診可能な状況です。以下は講演の要約です。
 今シーズン、インフルエンザは流行していますが、重症となる場合は少ない。ただCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の方は重症化する傾向があると。喫煙歴のある方はほぼ100%COPDになるとのこと。風邪を引くたびに命が縮まるそうです。やはり禁煙ですね。

咳の原因は感染性のものと非感染性のものに大別され、感染性のものではウイルス性のものが大半をしめています。ウイルス性は3週間あれば一般的には軽快していきますが、難治性の場合にはマイコプラズマ、クラミジア、百日咳を疑うとのこと。クラミジア、百日咳は迅速診断は不可能で症状と診断的治療にての判断となるとのこと。非感染性で遷延するのは咳喘息・アトピー喘息、逆流性食道炎で、これぞ名市大新実教授の専門分野だそうです。

インフルエンザに罹りやすいかどうかは 鼻粘膜にsIgAがあるかどうかだそうです。sIgAを作り出すのにマクロライド系抗生剤が有効だそうです。予防ができるということです。ただ保険診療的には不可能なので一般診療では困難とのことです。

NHK Next World

今 NHKのNext Worldみました。バーチャルリアリティの話。いつも私が講演で話している、”今見ている映像は本当か?”を地でいく番組です。自宅にいて、雪山すら体感できる。凄いですねあと30年で人工知能が人類を凌駕する、と。まるでマトリックスの映画的な世界がくる?  手紙、写真等にて亡くなられた人をコンピューター上で作る、これは本当に実現するでしょうね。凄い世界です。幸せはどこにある?です。本当に凄い未来がきますね。。。

河盛先生の糖尿病講演会聞いてきました

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 昨日土曜日 順天堂大学の河盛先生の特別講演といつも優しく接していただける藤田保健衛生大学の鈴木先生の講演を聞いてきました。今回河盛先生が特別講演で1時間。大変わかりやすい講演でした。河盛先生の講演は一番わかりやすいと思っています。鈴木先生もわかりやすい講演をしていただけますが、今回は短時間でした。やはり日々是勉強ですね。
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 金曜日には毎月一回の私が受けるプライベートコーチングでした。私もコーチングのコーチですが、自分のことは一番わからないので毎月気づかされいます。以前講演で聞いた不食の話になった時、唯一絶対のものはないことから考えればエネルギーを食物からとらない人々もいていいはず。そうか。。 なら息を吸わない人もいるかも。。  て考えていくと私がやろうとしている食養生て何なんだろうと悩みました。結局は多種多様があっていいし、中観的な思想があって、大局的にもみれればいいんだということで 助かった気がしました。今後も勉強です。

 

インフルエンザについて

http://www.facebook.com/l.php?u=http%3A%2F%2Fblogos.com%2Farticle%2F100602%2F&h=bAQE7k2Mh
http://www.facebook.com/l.php?u=http%3A%2F%2Fwww.wiley.co.jp%2Fblog%2Fhealth%2F%3Fp%3D3852&h=VAQHdSfWU
http://www.facebook.com/l.php?u=http%3A%2F%2Fmedical.nikkeibp.co.jp%2Fleaf%2Fall%2Fspecial%2Fflu%2Ftopics%2F201211%2F527891.html&h=eAQGdnOWa
http://www.facebook.com/l.php?u=http%3A%2F%2Fwww.mdsweb.jp%2Fdoc%2F1355%2F1355_07d.html&h=aAQFW0j3U

インフルエンザが流行っています。一番は予防ですよね。手洗い、うがい、マスク、出歩かないが最も安価で最も有効です。上記は我々同門医師から教えてもらったリンクです。ほぼ正しい内容だと思います。
  インフルエンザは原則自然治癒する病です。現存する治療薬も一日発熱期間を減らすだけです。以前から私も時に患者さんに話していました。耐性(薬が無効になってしまう)のことを考えるとむやみやたらな治療は好ましくないのが世界の流れです。解熱剤もむやみやたらには使ってはいけません。体が生体防御反応としてインフルエンザウイルスを鎮静化させるために発熱させているわけですから、熱を無理矢理さげるということは治療を遷延化させることです。あまりにも高熱で水も飲めない、体力がどんどん落ちる時は解熱させ飲水、睡眠等をさせてください。

当院は糖尿病の方、高齢者の方が多いので免疫能が低下していることが多く、抗インフルエンザ薬の使用は妥当な場合が多いと考えています。通常の方でもあまりにも高熱で困っている人には一日でも早く解熱させることも考慮しています。ただ来院した時が軽症でもその後のことを考えると薬の治療対象にしているのが現状ですね。しかし上記のようなサイトからみると、製薬会社が有効だと言っていることがどこまで本当かを見極めることが大事です。今後冷静に検討していきます。またマスコミもやたらインフルエンザに対しては煽っている節があり、要注意です。