統合医療を実践している先生に会ってきました!

2015-03-19 13.08.19

毎月第三水曜日午後を代診にさせてもらい、東京の研究会:早期胃がん研究会に出席し、翌日実臨床をしている先生を訪問しております。患者さんにはご迷惑をおかけしております。3月は統合医療塾でお世話になっている健康増進クリニックの水上先生です。なんと朝10時から3時間も二人で話をさせていただきました。とても有意義な時間でした。水上先生からも”先生はゴールと実践があり、他の先生とは違う!一緒に医療を変えよう。先生の話聞いて自分もエネルギーもらえる”との言葉をいただきました。実るほど頭を垂れる稲穂かな:本当に優秀な人ほど謙虚です。

水上先生は勤務医の時にサプリメントを患者に勧めていたら、院長から西洋医学だけをやればよいと言われ、勤務医をやめられたそうです。その後健康増進をやりたくて統合医療のクリニックをたちあげたそうです。当時ビタミンC大量注入療法をやっている医療施設が都内になく、癌末期の患者さんが増えたそうです。結局癌末期の患者が助かったことはあまりないとも言われておりました。水上先生曰く、西洋医学が標準治療でそこでもできない治療を補完医療(伝統医療等:漢方 鍼灸 気功。。)で補助することでが大事だと言われておりました。他にもエビデンス重視である医療への警告、現在の統合医療学会・ホリスティック医学協会・統合医療塾の実際も教えていただけました。まだまだスピリッチャル的なことも含め勉強が必要と話されておりました。私が量子力学的、マインドコーチング的な観点から医師にホリスティックな世界を説明したいと話したところ、共感されておりました。それ以外にもとても共感共鳴するところが多く、本当に私もエネルギーをもらいました。

統合医療とは何か? 水上先生と話した結果自分としての考えを書きます。まずは現代医療=西洋医学となります。現代医療でない医療(伝統医療等)を代替医療(現代医療にとって代わる医療)もしくは補完医療(現代医療を補う医療)と言います。代替医療は現代医学を否定している意味合いで使うことがあります。私も経験があります。気功師が直腸がんの患者さんに 気功でなおるから病院は行くなと言い、結局その患者さんは下血がひどくなり当時の私の病院を受診し、肝臓に転移あり手遅れで亡くなりました。我々西洋医は多かれ少なかれこのような経験をもっています。こんな経験が多いので今の医師は代替医療家を信じないのです。私が言いたいのは 自分の治療のみ肯定して他の医療を否定するのはいけないということです。治療家は他の治療の情報をも提供して一緒に決めていくコーディネータであれ です。何も現代医学の知識もない人が現代医療を否定して人を不幸にしてはいけません。だからそのコーディネータには現代医師が最も適任だと思っております。
話がそれましたが、現代の考えでは補完医療という言い方、考え方が主流です。現代医学が主体で他の医療はそれを補完するものだという考えです。欧州は医療にも歴史があり、西洋医学(現代医療)以前から伝統医療が存在していました。そこに現代医療が現れたたのですが、主が現代医療、伝統医療は補完という姿勢が鮮明で補完医療という言い方をします。アメリカは歴史が浅く、現代医療とそれ以外の医療が最初から混合しているような国なので統合医療と言う言葉を使います。現代医療とそれ以外の医療のいいところを統合する医療としています。アメリカは現代医療以外の医療にもエビデンス(科学的証拠)を求めます。欧州は伝統医療をエビデンスなしでも認めています。アメリカでよく使う統合医療という言葉には現代医療と同等の価値があるそれ以外の医療のニュアンスがあると私は思っています。アメリカはエビデンス重視だといことです。欧州はエビデンス+経験重視だということです。 難しいことを言わなければ補完医療=統合医療と一般的には考えていいいと思います。その上の概念として医療以外のすべてをも使って幸せにすることがホリスティックだと思っております。水上先生に教えていただき、自分で思った考えを書きました。私もまだ混合しているところがあると思います。勉強中です。

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