分子整合栄養医学勉強会 品川2015.3.8

2015-03-08 08.57.21               当院で施行している分子整合栄養医学の勉強会です2015-03-08 08.07.07 糖尿病は合併症で死亡し、高血糖自体では現代では死亡まではいきません。巷では糖尿病の状態=血糖コントロールが悪ければ全て合併症になると思われますが実際の臨床では必ずしもそうではありません。極端なことを言えば糖尿病になっても合併症にならなければ死亡する確率は非常に低くなるわけです。

糖尿病が悪くなると蛋白と糖が結合した糖化蛋白と言う悪いものがたくさんできます。これを駆除することで合併症を防ぐ一手になります。これらはザックリ抗酸化抗糖化と言われてます。この合併症予防が栄養療法でもできるということが最近わかってきました。ビタミンBCDE、EPAが有効と言われております。特に糖尿病の方はビタミンB6が必要です。分子整合栄養医学は採血で体内にある,これらのビタミン等の量を推定し、不足を補うことをしている希な治療法です。ただ講義を聞いていると全てを摂取することになるので、当院栄養士林と相談して当院での方針を決めました。有意義な時間でした。

後半の講義では骨と糖尿病の関係も指摘され、vitamin Dの重要性が強調されました。また特に花粉症アレルギーに関してはvitamin Dがとても効くということです。最後の、不妊症の婦人科の先生の話は驚きでした。国民健康調査では現在の栄養補給が戦後と全く同じだという調査が出ており、実はものすごく栄養不足に陥っているとことが改めてわかりました。いろいろな原因はありますが、やはり今の保存食による食事の供給ではミネラル不足になることもあり、食材の問題も重要なことであることも再確認しました。

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