土曜日外来終了後急いで新幹線に乗り、東京へ行きました。胆汁酸の勉強会でしたが、糖代謝とか腸内細菌等なかなか面白い内容でした。
私が会場についてやっていた話題は腸内細菌でした。
上部消化管で消化吸収されなかった炭水化物やタンパク質を下部消化管で消化吸収する際の大変重要な働きをしているのが腸内細菌です。
特に大腸上部で炭水化物を発酵して短鎖脂肪酸を作ることによりGLP1(糖代謝に重要なもの)を産生します。大腸下部ではタンパク質を発酵して有害物質を作るとのことでした。
牛がカロリーがほとんどない草を食べても生きれるのは牛の腸内細菌がカロリーのない草を消化管内で発酵させ、エネルギーを作っているのです。腸内細菌は生命維持にとっても大事です。その時に炭水化物の発酵はどうなっているのだろうかと疑問に思っておりましたので 今回よくわかりました。
次の話題は細胞老化でした。
肥満が癌になる。老化と癌のかかわりは紙一重であることも話していました。面白かったです。
その後懇親会があり、11月からホリスティック医学協会中部支部の支部長に私がなることもあり、自己紹介させていただきました。とうとう私もホリスティック医学協会の役員幹事になっていくのだと実感がわきましたし、これからは西洋医学だけでなく、その患者さんにあった医療を選択する時代にきていることを確信しました。