第三回胆汁酸フォーラム→ホリスティック医学協会講演会に参加しました 2016.7.30ー31

2016-07-30 17.09.33

土曜日外来終了後急いで新幹線に乗り、東京へ行きました。胆汁酸の勉強会でしたが、糖代謝とか腸内細菌等なかなか面白い内容でした。

私が会場についてやっていた話題は腸内細菌でした。
上部消化管で消化吸収されなかった炭水化物やタンパク質を下部消化管で消化吸収する際の大変重要な働きをしているのが腸内細菌です。
特に大腸上部で炭水化物を発酵して短鎖脂肪酸を作ることによりGLP1(糖代謝に重要なもの)を産生します。大腸下部ではタンパク質を発酵して有害物質を作るとのことでした。
牛がカロリーがほとんどない草を食べても生きれるのは牛の腸内細菌がカロリーのない草を消化管内で発酵させ、エネルギーを作っているのです。腸内細菌は生命維持にとっても大事です。その時に炭水化物の発酵はどうなっているのだろうかと疑問に思っておりましたので 今回よくわかりました。
次の話題は細胞老化でした。
肥満が癌になる。老化と癌のかかわりは紙一重であることも話していました。面白かったです。

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翌日はホリスティック医学協会関東支部の講演会にでました。元会長の帯津先生と30年前の協会設立関係者である上野先生との対談から始まり 次に私がよく講義を聴きに行く本宮さんと 私が尊敬する川嶋先生の話がありました。対談は昔の話でしたが、本宮さんの話はものすごく面白かったです。”医学の哲学は 仏教の空である” が最初の発声でした。そこから般若心経の話になりました。無でもなく有でもない、脱と表現したほうがいいと話されました。おそらく会場の人は全く理解できなかったと思いますが、私は量子力学や苫米地博士での勉強させてもらっているので よくわかりました。 病気だと思い込んでいることがそれが病気だと。我々の実態は空だと。。。。
私に言わせれば空だと知ったうえで 中観思想で世界をみることが大事だと思っておりますのでとても興味ありましたし、内容は理解できました。
川嶋先生は統合医療学会の暴露話から始まり、今後はホリスティック医学協会と統合医療学会が合同してよりいいものを作って行こうという話でした。川嶋先生は統合医療、ホリスティック医学の世界では有名な先生です。私も東京の川嶋先生の外来に見学に行ったことがあります。川嶋先生は音響セラピーとラドン温浴療法と睡眠療法が副作用すくなく 癌の患者さんにはすすめれるといわれております。とても納得できる先生です。

その後懇親会があり、11月からホリスティック医学協会中部支部の支部長に私がなることもあり、自己紹介させていただきました。とうとう私もホリスティック医学協会の役員幹事になっていくのだと実感がわきましたし、これからは西洋医学だけでなく、その患者さんにあった医療を選択する時代にきていることを確信しました。

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