分子整合栄養医学とは?
この治療法は、「病気の原因は、体の中にある栄養素の不足にある」という考え方に基づいています。一般的な健康診断では「正常」と診断されても、実は一人ひとりの体に必要な栄養素が足りていないために、様々な体の不調(倦怠感、うつ、頭痛、冷え性など)が起きていると考えます。
治療の進め方
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採血検査: まず、通常の採血よりも詳しく、体の中のビタミン、ミネラル、タンパク質などの栄養状態を調べます。
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栄養不足の特定: 検査結果を基に、どの栄養素がどれくらい不足しているのかを客観的に把握します。
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栄養補給: 不足している栄養素を補うために、食事内容の見直しや、個人に合わせたサプリメントの処方を通じて、病気の改善や予防を目指します。
具体的な症状と栄養の関係
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鉄分不足:頭痛、動悸、感情の起伏が激しくなるなどの症状につながることがあります。特に女性は生理で鉄分が失われやすいですが、男性でも不足している方が多く見られます。
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タンパク質不足:うつ病のリスクを高めたり、冷え性の原因になることがあります。
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小児科での取り組み:発達障害のお子様の場合、グルテンやカゼインに対するアレルギーが原因の一つである可能性に着目しています。血液検査でアレルギーの有無を調べ、食事からこれらの成分を除去するサポートも行っています。
この治療法では、栄養素を補うことで、症状の根本的な改善を目指します。精神的な不調の場合でも、いきなり薬に頼るのではなく、まずは栄養補給を大切にしているのが特徴です。
分子整合栄養医学とは、心身の不調を、すぐお薬を出すのではなく栄養で治そう!という学問です。
血液データから、自分に足りない栄養素がわかります。
対象は小学生以上
からだがだるい、冷えがひどい、気分が落ち込む…病気まではいかないいわゆる「不定愁訴」も、もしかすると栄養不足が原因かもしれません。
病状や体の調子をみて、必要であれば高品質のサプリメントをご紹介することもできます。
健康食品管理士の資格をもつ管理栄養士が栄養指導・サプリメント相談を行っています。