分子整合栄養医学

 


 

分子整合栄養医学とは?

 

この治療法は、「病気の原因は、体の中にある栄養素の不足にある」という考え方に基づいています。一般的な健康診断では「正常」と診断されても、実は一人ひとりの体に必要な栄養素が足りていないために、様々な体の不調(倦怠感、うつ、頭痛、冷え性など)が起きていると考えます。

 

治療の進め方

 

  1. 採血検査: まず、通常の採血よりも詳しく、体の中のビタミン、ミネラル、タンパク質などの栄養状態を調べます。

  2. 栄養不足の特定: 検査結果を基に、どの栄養素がどれくらい不足しているのかを客観的に把握します。

  3. 栄養補給: 不足している栄養素を補うために、食事内容の見直しや、個人に合わせたサプリメントの処方を通じて、病気の改善や予防を目指します。


 

具体的な症状と栄養の関係

 

  • 鉄分不足:頭痛、動悸、感情の起伏が激しくなるなどの症状につながることがあります。特に女性は生理で鉄分が失われやすいですが、男性でも不足している方が多く見られます。

  • タンパク質不足:うつ病のリスクを高めたり、冷え性の原因になることがあります。

  • 小児科での取り組み:発達障害のお子様の場合、グルテンやカゼインに対するアレルギーが原因の一つである可能性に着目しています。血液検査でアレルギーの有無を調べ、食事からこれらの成分を除去するサポートも行っています。

この治療法では、栄養素を補うことで、症状の根本的な改善を目指します。精神的な不調の場合でも、いきなり薬に頼るのではなく、まずは栄養補給を大切にしているのが特徴です。

 

 

分子整合栄養医学とは、心身の不調を、すぐお薬を出すのではなく栄養で治そう!という学問です。
血液データから、自分に足りない栄養素がわかります。

対象は小学生以上
からだがだるい、冷えがひどい、気分が落ち込む…病気まではいかないいわゆる「不定愁訴」も、もしかすると栄養不足が原因かもしれません。

病状や体の調子をみて、必要であれば高品質のサプリメントをご紹介することもできます。
健康食品管理士の資格をもつ管理栄養士が栄養指導・サプリメント相談を行っています。

分子整合栄養医学について
小児科と分子整合栄養医学