「食後血糖を下げる5つの食事ルール」

■ 食後血糖を下げる工夫

こんにちは。高橋ファミリークリニック院長の高橋です。
今回は、糖尿病の予防や改善に欠かせない「食後血糖を下げる食事の工夫」についてお話しします。

「食べた後に眠くなる」「健康診断で血糖値が高めといわれた」――そんな方は、ぜひ参考にしてください。


■ なぜ食後血糖が大事なのか?

食後に血糖値が急上昇すると、血管に負担がかかり、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞のリスクが高まります。
また、血糖の乱高下は「疲れやすさ」「眠気」「集中力の低下」にもつながります。


■ 食後血糖を下げる5つのポイント

  1. 野菜から食べる「ベジファースト」
    食物繊維を先にとることで、糖の吸収をゆるやかにします。
    → 例:サラダや煮物を先に食べ、その後に主食へ。
  2. ご飯は「よく噛んでゆっくり」
    早食いは血糖値の急上昇を招きます。
    → 一口30回を目安に、時間をかけて食事を楽しみましょう。
  3. 主食は「白米より雑穀・玄米」
    食物繊維が豊富で、血糖値の上がり方が緩やかになります。
  4. 甘い飲み物を避ける
    ジュースや砂糖入りコーヒーは、想像以上に血糖値を押し上げます。
    → 水・お茶・無糖コーヒーを選ぶことがおすすめです。
  5. 食後に軽く動く
    食後30分以内に10分ほど歩くだけで、血糖値は下がりやすくなります。
    → 「食後の散歩」はとても効果的です。

■ まとめ

食後血糖を下げるために必要なのは、特別な薬や難しい知識ではなく、日常生活のちょっとした工夫です。
「野菜から食べる」「よく噛む」「食後に歩く」――これだけでも効果があります。

無理なく続けられる方法を、ぜひ今日から取り入れてみてください。


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